会長挨拶

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第47回日本産婦人科手術学会
増山寿
(岡山大学学術研究院医歯薬学域 産科・婦人科学 教授)

このたび、第47回日本産婦人科手術学会を、2024年11月23日(土)~24日(日)の2日間、岡山コンベンションセンターにおいて開催させていただくことになりました。大変光栄に存じますとともに、伝統ある本学会を担当する責任の重さを痛切に感じております。

本学会は、1978年に第1回が開催された「産婦人科手術研究会」、1990年の第13回から「日本産婦人科手術研究会」、そして1993年の第15回から「日本産婦人科手術学会」として発展してきました。教室では、第5回を関場 香教授、第21回を工藤尚文教授、第33回を平松祐司教授が担当させていただき、今回で4回目となります。

本学会の最も重要なミッションは、老若男女を問わず手術自慢が集まり、お互いの工夫を語りあう場を創出することにあると考えております。第47回では、「Artへの知とテクノロジーの融合」をテーマに、各エキスパートの医師が会得した手術手技(Art)を共通の資産として言語化あるいは映像化すること(知)、そしてその手術手技にデバイス、映像技術、薬剤、AIなどの新たな科学技術(テクノロジー)を取り込んでさらに発展させる契機となることを目指しています。エキスパートの医師のみならず、手術を始めたばかりの若手の医師にとっても有意義かつ魅力的なプログラムを企画いたします。会場のあちらこちらで会員の先生方が真剣に討論し、和やかに交流を深める光景を楽しみに、教室員一同、全力で準備を進めております。

現地参加を中心に、オンデマンドでの視聴も可能なハイブリッド開催を予定しています。地方開催ではございますが、交通の便の良いJR岡山駅に直結した会場で開催します。是非岡山にお越しいただき、学会の合間には、紅葉シーズンの吉備路をお楽しみいただければ幸いです。多数の演題応募と学会へご参加をお待ちしております。どうかよろしくお願いいたします。